オカリナの吹き方
項目 |
図 | 説明 | ワンポイント |
一般的に | ![]() |
オカリナは唄口を除くと全部で 12個の穴があります。 この指穴の塞ぎ方はドレミ運指図を参照してください。 この穴をいかにきちんと塞ぐかがまず第1歩であり、オカリナのあのきれいな音を出すため最も大事なポイントです。 |
ベッコ(吹き口)に口をつけず、息を吹かないで指だけ穴を塞ぐ練習を何度もしましょう。 吹かずに指で穴を強く塞ぐとポン、ポンと音がします。音がしない人、音の弱い人はうまく塞げてないことが多く、吹いたときかすれたような音になります。 確実に穴を塞ぐことが上達の第一歩です。 |
オカリナは閉管楽器 | ![]() |
オカリナは閉管楽器です。全ての穴を塞ぐとリコーダーやフルートの開管楽器のように吹いた息の逃げる場所がありません したがって、息を強く吹くか弱く吹くかによって音程(ピッチ)が変わります。 |
それぞれの出来上がった楽器の具合によって吹く息の力を調整する必要があります |
低音部は比較的弱く |
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指を全部塞いだときは比較的弱く吹き、全開放の時は強く吹かなくてはピッチが合いません。 弱く吹くコツは ターという感じで吹きます。 息を押し殺すように吹きます。 |
低音部で息を強く吹くと音が割れて出なくなります。 |
中音部(ファ〜シ) | ![]() |
中途で吹くコツは トーと吹きます。 普通に吹きます |
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高音部(ド〜ファ)は比較的強く息を吹きます。 | ![]() |
強く吹くときはトゥという感じで吹きます。 比較的思いっきり吹きます。 音を聞きながらピッチを合わせるように吹きます。 |
高音部で息を弱く吹くとピッチが下がります。 |
タンギングについて | ![]() ![]() |
タンギングとは舌を使いながら吹くことです。 フーフーと吹くのではなく 話すときの一音符ごとにタ行のように舌を上の歯茎につけて音を出します。 例えばドレミと吹くときは話すときのような舌の扱いでターターターと吹きます。 1オクターブ高いドレミを吹くときはトゥートゥートゥーと吹きます。 ただし、スラーやタイの時はターアーと吹きます。アーは舌がどこにも触れないタンギングをしない吹き方です。 |
図のように舌先を上歯の先に軽く当てておいて、発音のときに下図のようにtoと舌をはなしていきを吹き入れます。 このとき喉で声を出さずに舌先だけで発音します。 |
オカリナを吹くとき、今までリコーダーなり、横笛なりそれなりに楽器経験がある人と
まったくない人とでは一番肝心なところを教えるときに教え方が異なります。
楽器経験がある人は感性が出来上がっているのでタンギングなり、息の強弱なり
ピッチを合わせるなどちょっと教えると上達も早いです。
楽器経験がない人は、まず穴を完全に押さえることからはじめなければなりません。
穴をきっちり押さえないとピッチが変わるだけでなく、オカリナの命である澄み切った音が出てきません。
息漏れのような、スースーといった切れの悪い音が混ざってきます。